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2022年07月29日

光造形方式の後処理

どの造形方式の3Dプリンターでも、ある程度の後処理が必要になりますが、光造形方式の場合は、洗浄と、必要に応じて二次硬化やサポート部の除去、また研磨が必要になります。

まず造形が終了したら、エタノールなどを使用して洗浄し、造形物に付着した未硬化の光硬化性樹脂を除去します。

表面だけでなく、細かい隙間などに入り込んだ液体樹脂もしっかり取り除く必要があります。

造形物が溶けてしまう可能性があるため、長時間洗浄液に浸けすぎないように注意しましょう。

洗浄が終わったら、必要に応じて二次硬化を行います。

使用する光硬化性樹脂や3Dプリンターの性能などによっては、造形時の光やレーザーの照射だけでは完全に硬化されておらず、半硬化の状態になっていることがあるからです。

半硬化の状態の造形物は、本来の強度などを実現できておらず、そのまま使用すると、変形や破損の恐れがあります。
光造形方式の後処理

特に高性能な樹脂を使用している場合は、しっかりと二次硬化を行いましょう。

造形に際して、サポート部が一緒に造形されている場合は、この段階でサポート部の除去を行います。

光造形方式の場合、造形物とサポート部が同じ材料のため、サポート部の除去にはやや手間がかかります。

サポート部が多い方が、造形物の精度は高くなりますが、多すぎるとサポート部の除去作業が困難になるため、必要最小限にとどめておくのがポイントです。またサポート部をニッパーなどで切断できるくらい細くしておくと、除去作業が楽になります。

サポート部を自動で設定してくれる3Dプリンターもありますが、経験を重ねて、必要に応じて作成者が調整できるようになるとベストです。
光造形方式の後処理

サポート部の除去が完了したら、造形物の表面を研磨して見た目を美しく仕上げていきます。

光造形方式は熱溶解積層方式(FDM方式)と比べて積層面が目立ちにくく、比較的この仕上げ作業が楽に済みます。

しかし、サポート部が多かったり、洗浄をしっかりせずに、二次硬化をしてしまったりすると研磨が大変になるため、サポート部は必要最小限にとどめると共に、二次硬化の前にしっかりと洗浄を行うようにしましょう。

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Posted by emma at 15:29│Comments(0)
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